安藤忠雄展
こんにちは、翠です。
台風が近づき、週末のお天気が雨だったので、美術館に行ってきました^^
テーマは「挑戦」
限られた予算や敷地の中でイメージを形にしていく
そういった意味で設計という仕事に対して、日々挑戦をしてきた。
(文章は少し異なりますが、ニュアンスはこんな感じでした)
彼の仕事の集大成が模型や写真で展示されています。
今回、印象的だったのが彼の業績の中でも初期の段階にあたる
「住吉の長屋」
のクライアントからの手紙の言葉でした。
「35年間、春夏秋冬、一度も飽きた事が無い」
~
今でこそ膨大な予算、敷地面積の中で創造出来るようになったが、当初は実績もないため、限られた条件の中での仕事だった。
それは、密集された住宅地の中での建設プロジェクトだった。
都会の中で呼吸が出来る家とは、と考え抜いた末に家を2棟に分けて左右に配置し
真ん中に庭を作ることにした。
2棟に分かれているので、別棟への行き来の際は、一度外に出なくてはならない。
雪の日も、雨の日も。
傘だって必要だ。
しかしクライアントからの手紙は、こう続いていた。
「光庭は、安易な利便性を排除し、不便さと引き換えに与えて頂いた、大黒柱のようなものです。」
いかに大切なものを残せるか。
捨てることの潔さのなかに、愛を感じた。
~
他にも「光の教会」を再現したエリアがあります。
とても幻想的な空間でしたよ^^
国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
2017年9月27日(水)~12月18日(月)まで開催中です!
是非行かれてみて下さい♪
※「住吉の長屋」の写真はネットより拝借致しました。
sasaki midori.