読書録 暗幕のゲルニカ
~まずは簡単にあらすじ
ピカソの故郷であるスペインが、ナチスドイツに制圧されていた時代。
戦争の哀しみ、虚しさ、怒り、憎しみ・・・
ピカソは筆をとり、カンヴァスに全てを込めた。
そして、平和を願う想いを。
ピカソのアートはどんな兵器よりも、力を持った。
人々の心を動かし、世界にメッセージを伝えた。
平和を願う多くの人々の手によって、ゲルニカは守られ、後世に生きる私達へも届いている。
芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ。
~レビューここから
冒頭のこの言葉が、読了後の心に深く染み入り
ピカソの想いが、マハさんの書く言葉を通して痛いほどに何度も、何度も伝わってきました。
今日、絵画と私たちが向き合うことが出来るのは、ピカソとアートを愛する人たちの手により守られてきたということ。
アートには人の心を、世界を、動かす力があるのだ。と本著を通じて知りました。
「スペインでゲルニカを鑑賞する」またひとつ夢が増えました。♡
midori sasaki.